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【オークス】キズナ産駒は2桁着順からの一変が大得意 超伏兵レミージュがソングラインに続くか

  • 2023年05月18日(木) 08時00分
 レミージュ(牝3、栗東・松永幹夫厩舎)がキズナ産駒の2週連続GI制覇をかけて、オークス(3歳牝・GI・芝2400m)に挑む。

 キズナ産駒は牝馬の活躍が目立ち、JRAのGIを制したアカイイトソングラインはともに牝馬。JRA重賞勝ち馬を見ても、12頭中7頭が牝馬となっている。また、大敗からの一変も多いのも特徴で、JRA重賞20勝のうち、前走2桁着順からの激変Vが6回もある。振り返れば先週のヴィクトリアマイルを制したソングラインも、前走1351ターフスプリント10着からの巻き返しVだった。ちなみにJRA重賞に限った成績を見ると、前走2桁着順馬が[6-3-2-41]の勝率12%、連対率17%なのに対し、前走勝ち馬は[5-7-10-74]の勝率5%、連対率13%。勝利数、勝率、連対率、全ての数字が“前走勝ち馬<前走2桁着順馬”となっているのは驚くほかない。

 レミージュは昨秋に未勝利、エリカ賞と牡馬相手に連勝してオープン入り。その後はきさらぎ賞が5着、チューリップ賞が16着と苦戦続きだが、前々走はイレ込み、前走は出遅れに距離不足と一応の敗因はある。距離延長を味方に付ければ、巻き返しは可能だろう。

 レミージュが勝てば、キズナ産駒はヴィクトリアマイルソングラインに続いて、2週連続のJRA・GI制覇。それもともに前走2桁着順からの一変Vとなる。父の産駒らしい、反発力を見せてくれることに期待したい。

【前走2桁着順から重賞で3着以内となったキズナ産駒】カッコ内は人気
・20年京都新聞杯・1着ディープボンド(4)
・20年紫苑S・1着マルターズディオサ(5)
・21年オーシャンS・3着ビアンフェ(6)
・21年阪神大賞典・1着ディープボンド(3)
・21年NHKマイルC・2着ソングライン(7)
・21年マーメイドS・1着シャムロックヒル(10)
・21年紫苑S・1着ファインルージュ(2)
・21年有馬記念・2着ディープボンド(5)
・22年中山牝馬S・2着アブレイズ(12)
・23年京王杯SC・3着ダディーズビビッド(6)
・23年ヴィクトリアマイル・1着ソングライン(4)

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