5月21日(日)に行われる
オークス(3歳牝・GI・芝2400m)。世代最強牝馬を決する一戦に
イングランドアイズ(牝3、栗東・
安田翔伍厩舎)が登録している。
イングランドアイズは父
Kingman、
母ヌーヴォレコルト、母の
父ハーツクライという血統の英国産馬。母は14年の
オークス馬で、近親には99年の牝馬三冠に出走した
ゴッドインチーフなどがいる。
本馬は昨年11月、阪神競馬場の2歳新馬戦でデビュー。道中5、6番手から馬群を割るようにして抜け出すと、最後は
ハーパーの追撃をクビ差凌いで初白星を挙げた。続く今年2月の
クイーンCは出遅れて最後方からの競馬となったが、直線で鋭く伸びて0.1秒差の4着に入線。今年の
オークスで上位人気に推されるであろう
ハーパーと、2戦続けて互角の競馬を見せた。
前走は
オークス出走をかけて
フローラSに挑戦。逃げ・内3番手・内7番手が上位を占めた超内有利な馬場と展開の中で、大外枠から上がり最速タイとなる33.4秒の末脚で追い込み4着。惜しくも優先出走権は手に出来なかったが、改めて世代上位の力を誇示した。通算成績は3戦1勝。
母の
ヌーヴォレコルトといえば、14年の
オークスで早め先頭から
ハープスターの豪脚を振り切り優勝。
リバティアイランドと
ハープスターはいかにもイメージが重なるし、娘にも再現を期待したいところ。何より、人気の一角を占めそうな
ハーパーと2度も互角の競馬を披露した力の持ち主。出走すれば馬券的にも注目だろう。
そのためには、まず抽選突破。1/4という狭き門にはなるが、出走を叶えて母娘制覇に期待したい。