2歳馬情報「厩舎編」は東西有力厩舎の素質馬たちを全12回で紹介します。この中に、来年のクラシックホースがいるかも!?第10回は杉山晴厩舎編。
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22年1歳セレクトセールで1億1100万円(税抜き)で落札された
カズアブディーン(牡、父
オルフェーヴル、
母ユードントラヴミー)。動きが良く、牧場の評価も高い。「非常に期待している。
バランス的には距離はこなす下地がある。芝中長距離のイメージ」と杉山晴師は好感触を口にする。
16年
桜花賞馬
ジュエラーを母に持つ
ティールサファイア(牝、父
ロードカナロア)は「お母さん同様、マイル前後のタイプかな」としつつ、「ポテンシャルがあれば当然、距離もこなしてくれる」と期待を込める。
ヤングスカーレット(牡、父
サトノアラジン、
母スカーレット)は藤田晋氏が当歳セレクトセールで9600万円(税抜き)で落札。半兄
アドミラブルが17年の
青葉賞を制し、ダービー3着。「伸びしろがある」と潜在能力の高さを強調する。
新種牡馬
ブリックスアンドモルタル産駒の
クランフォード(牝、
母エンジェルフェイス)は「母系も優秀。馬体の
バランスもいい。3歳春の大舞台を目標にやっていきたい」と期待は相当なもの。「大物感がある。芝もダートも両方行けそう」と語るのは
スターオブサファイア21(牝、父
デクラレーションオブウォー)。今後が楽しみな器だ。
提供:デイリースポーツ