2歳馬情報「厩舎編」は東西有力厩舎の素質馬たちを全12回で紹介します。この中に、来年のクラシックホースがいるかも!?第11回は須貝厩舎編。
◇ ◇
現3歳世代では2歳王者
ドルチェモアを含む7頭のオープン馬を送り出した須貝厩舎。21年産も楽しみな素材が多数そろっている。
血統的に注目が集まるのが
カルパ(牡、父
モーリス、
母ブチコ)だろう。半姉にG1・3勝馬
ソダシ。既に栗東に入厩しており、須貝師は「今のところはマイル前後がいいんじゃないですかね」と適性を分析。「また、新しいドラマをつくっていってほしい」と、偉大な姉や母に続く白毛の
アイドルホース誕生に期待を寄せている。
キタサンブラック産駒の
ウールデュボヌール(牡、
母サンクボヌール)は4月12日に栗東坂路で4F51秒9の好タイムをマーク。「(育成時から)動きが力強い」と高評価だ。21年当歳セレクトセールで1億500万円(税抜き)の値がついた
ショウナンガチ(牡、父
ドゥラメンテ、
母エスケイプクローズ)も「クラシックを狙える器ではないかと楽しみにしています。体もしっかりとした、いい馬だと思います」と好感触を伝える。
牝馬では「早くからいけそう」という
レアリゼアンレーヴ(牝、父
エピファネイア、
母レーヴドゥラメール)が楽しみな素材。「素軽いです。血統もしっかりしているし、クラシックをにぎわせるような存在になってほしい」と力を込める。
提供:デイリースポーツ