短距離路線の番組を充実させるため18年に新設された重賞で、昨年からGIIIに格付けされた。重賞昇格以前も芝1200mの3歳オープン特別として行われており、11年には
ロードカナロアが制した歴史がある。
1.牝馬が強い
オープン時代も含め、京都で行われていた直近10回で、牝馬が[6-7-2-51]で複勝率22.7%と好成績。中京開催だった近2回に関しても、3着以内に入った6頭中5頭は牝馬だった。
2.前走距離に注目
京都開催だった直近10回で、前走が1200mだった馬は[3-3-1-33]で複勝率17.5%、前走が1400mだった馬は[6-6-6-66]で複勝率21.4%、前走が1600mだった馬は[1-2-2-14]で複勝率26.3%と前走長い距離を使っていた馬の方が好走傾向。また、前走1400m・1600mだった馬に関しては複勝回収率が100%を超えている。
3.前走上がりに注目
京都開催だった直近10回で、前走の上がりが1位だった馬は[4-1-0-10]で複勝率33.3%、2位だった馬も[1-2-1-9]で複勝率30.8%と好成績。内回りなだけあって直線だけの立ち回りでは中々通用しないものだが、行った行ったの決着にはあまりならず、末脚のある馬が台頭してくるのも確か。
アルーリングビューは1勝クラスを勝ち上がったばかりだが、降した
ルガルは次走でリステッドの橘Sを圧勝したように、この馬もオープンや重賞で通用する力は持っている。デビュー時から注目されていた素質馬で、ここは重賞制覇のチャンスだろう。