今週の日曜日は、東京競馬場で競馬の祭典・
日本ダービー(GI)が行われます。
先週の
オークス(GI)に続き、今週も東京芝2400mでのGI開催となります。その
オークスでは、
桜花賞馬の
リバティアイランドが2着に6馬身差をつける圧巻の走りで見事二冠に輝きました。
そして、
日本ダービーでは
皐月賞(GI)を優勝した
ソールオリエンスが二冠を狙います。ここまで3戦3勝と負け知らず。無敗での二冠となれば20年の
コントレイル以来、史上8頭目の快挙となります。
その他の上位人気馬では
青葉賞(GII)を制し東京芝2400mでは2戦2勝の
スキルヴィングや、
皐月賞で1番人気に推されて3着だった
ファントムシーフ、
皐月賞2着の
タスティエーラ、
京都新聞杯(GII)を制した
サトノグランツなどが出走を予定しています。
さらに、ここ5年では7番人気以下の穴馬が毎年1頭は馬券に絡んでいますので、相手選びには一考の余地があるかもしれません。
それでは早速ですが、今週AIに弾き出された注目馬をご紹介します。
◆過去傾向も本馬の好走を後押し!
今週の
日本ダービーでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想される
タスティエーラでした。
週初も本命候補の一頭として挙がっていた本馬。最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。
タスティエーラは、美浦・堀厩舎の所属馬です。昨年11月に東京での新馬戦を勝利すると、2戦目の
共同通信杯(GIII)は休み明けが響いたのか4着。続く弥生賞(GII)で重賞初制覇を飾り、前走の
皐月賞で2着と世代トップクラスの実力を見せつけました。
今回は前走で騎乗した
松山弘平騎手から
D.レーン騎手へと乗り替わりになります。
これまで、レーン騎手は堀厩舎所属馬で芝に115回騎乗しており、25勝2着14回3着12回で複勝率は55.4%と優秀。さらに本馬の好走を後押しする材料としては、
日本ダービーにおけるノーザン
ファーム生産馬の強さが挙げられるでしょう。
過去10年でノーザン
ファーム生産馬は79頭が出走し、6勝2着7回3着6回。複勝回収率は98%と優秀ですが、ここに前走
皐月賞3着以内という条件を加えると17頭に絞られます。
その成績は3勝2着5回3着2回。複勝率58.8%、複勝回収率113%と跳ね上がりますので、このような数値面からも狙う価値は十分にあるのではないでしょうか。
この中間の追い切りでは切れ味十分な動きを見せており、
日本ダービー制覇へ向けて万全の仕上がりを施してきた事が分かります。過去の傾向や状態面も良さそうなだけに、前走からの大逆転に期待したいところです。
(netkeiba編集部)