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【日本ダービー予想】上位人気好成績も馬券の工夫は必要? 好走枠・ローテ・血統の必須ポイント解明

  • 2023年05月28日(日) 07時35分
 今週は「東京・京都」での2場開催。

 日曜日には、3歳クラシックのハイライトといえる日本ダービー(GI・東京・芝2400m)が東京競馬場でスタートする。サラブレッドにとっては生涯で一度しかないダービー馬称号のチャンス。当然ジョッキーたちもベストを尽くしてくる熱い一戦である。

 出走メンバーからは、皐月賞1着馬ソールオリエンスが人気確実。対するは青葉賞1着スキルヴィング皐月賞2着タスティエーラ皐月賞3着ファントムシーフなどが人気上位という構図になりそうだ。堅い決着もあれば、思わぬ荒れ方をすることもある一戦。いつものように過去10年データから、レース傾向と馬券のヒントを探っていこう。

1.上位人気3頭はそれなりに好成績?

 いつものように、まずは人気上位馬の成績チェックから。

 1番人気馬は、過去10年で3勝。キズナ(13年)・ドゥラメンテ(15年)・コントレイル(20年)の3頭だ。成績は【3・2・2・3】。馬券圏内率70パーセントなので、成績としてはまずまず良いといえるだろう。

 2番人気馬は過去10年で1勝、成績は【1・3・1・5】。3番人気馬は過去10年で3勝、成績は【3・3・1・3】。上位人気馬成績は上々で、特に3番人気馬の活躍が目立つ。昨年も3番人気だったドウデュースが勝利している。

 これ以外の人気勝利馬は3頭。18年5番人気ワグネリアン、19年12番人気ロジャーバローズ、21年4番人気シャフリヤール。一方、上位人気3頭で決着したのは2回あり、上位人気3頭がすべて消えたことも1度(18年)だけある。軸馬は上位人気3頭のうちから選ぶのが正攻法といえるだろう。

2.人気馬好成績でも配当はガチガチではない?

 これは先週のオークスで指摘した傾向とまったく同じ。上位人気馬が活躍しているわりに配当は跳ねることがある。特に近5年は、人気薄タイプがよく馬券に絡んでいる。

18年 16番人気・コズミックフォース・3着
19年 12番人気・ロジャーバローズ・1着
20年 10番人気・ヴェルトライゼンデ・3着
21年 9番人気・ステラヴェローチェ・3着
22年 7番人気・アスクビクターモア・3着

 さらに14年にも12番人気マイネルフロストが3着になっている。ただし、19年を別にすれば、これらの人気薄勢はすべて3着まで。人気薄の3着付けは大いにあり。

 さらに過去10年、「連対馬」に限れば、ロジャーバローズ以外は「すべて5番人気以内の馬」である。やはり馬連&馬単は5番人気までの馬中心での構成が良いようだ。3連複&3連単で、人気薄勢を織り交ぜていく作戦が良いだろう。ただし、なぜか「6番人気馬」だけは過去10年で一度も馬券に絡んでいない。

3.1着馬が出ていないのは4枠だけ?

 関東と関西の比較では、関東2勝で関西8勝。勝ちは関西勢が優勢。

 次に枠順の有利不利はどうか。これは面白いことに、1〜8枠で4枠を除いてすべてが1度以上勝っている。多いのは1枠3勝と7枠2勝。枠による有利不利は顕著ではないといえる。

 ただ1枠1番馬は、過去10年で5回も馬券圏内経験あり。やはり最内の馬には注意をしておいたほうがいいのかも。

4.やはり前走は「皐月賞」組?

 次に、前走ローテはどこからがいいのか?

 これはご存知のとおり前走皐月賞組圧倒である。過去10年馬券圏内30頭中、前走皐月賞は22頭にもなる。そして前走皐月賞組から7頭の勝馬が出ている。

 ちなみに前走皐月賞以外で馬券圏内になっている前走ローテは、京都新聞杯組3頭・青葉賞組3頭・毎日杯組1頭・プリンシパルS組1頭。

 最後に血統。過去10年ではディープインパクト産駒が6勝。昨年同産駒は5頭出ていたがそのうちからアスクビクターモアが3着になっていた。今年は残念ながら出走なし。

 ほかの産駒ではハーツクライ産駒が2勝。キングカメハメハ産駒が2勝。今年は唯一ハーツクライ産駒からハーツコンチェルトが出走する。これは注目しておきたい。

 先週のオークスでは2年連続でドゥラメンテ産駒が勝っているが、ダービーでは同産駒はまだ未勝利。あとは昨年2着だったイクイノックスと同じキタサンブラック産駒からの強力2頭ソールオリエンス&スキルヴィングの結果は気になるところだ。

(netkeiba編集部)

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