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【POG】6月4日の東京芝1600mは注目カード!(美浦発)

デイリースポーツ
  • 2023年05月27日(土) 12時03分
 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 さあダービーです。やはりこの週は気持ちが盛り上がりますね!

 ダービー当日の入場券が1000円と通常の200円と比べて非常に高くなっていることが話題になっていますが、個人的にはありかなと思っています。自分がブリーダーズCや凱旋門賞を見に行った時もそうでしたが、やはりその競技の大きなイベントでは相応の対価を支払うことは当たり前かと思いますし、馬券はまた競馬というハードの中にあるソフトのひとつですからね。まあメインのソフトではありますし、僕たちの予想もそのソフトのためのコンテンツではあるのですが、そこにどれだけのお金を使うかはそれぞれ。まずは日本ダービーという日本競馬の祭典の空気を感じるための1000円だと思えばと考えています。ちなみに翌週の安田記念ではなんと入場券が100円で、指定席も全席100円で販売されます。既に指定席の抽選申し込みは終わってしまいましたが、入場券の申し込みはこれからですし、キャンセルもあるかもしれませんからね。なかなか競馬場に来られない方でもこの機会に競馬場に利用していたくのもいいと思います。

 さて、そしてPOGシーズンも来週から始まります。先日YouTubeの馬サブローチャンネルにて、わたくし木村と調教班で血統の鬼・石渡。情報通?刀根の推奨馬を紹介する動画をアップされました。牡馬編と牝馬編をそれぞれ公開していますが、途中途中でちょいネタを挟んだり、司会のUMAJO見習い野里記者がカタカナをかみまくるシーンなど面白いものに仕上がったと思いますので、ぜひともご参考にしていただければ。

 そしてその新馬戦ですが、昨年はノッキングポイントが制した一発目の新馬に出走してくるのがシュトラウス(牡、武井、父モーリス母ブルーメンブラット)。今週も美浦Wで6F83秒0-66秒6-52秒1-37秒7-23秒6-11秒4と優秀なラップを刻みました。ややコントロールに難しいところはありそうですが、能力は水準以上。楽しみですね。

 日曜の牝馬限定芝1600mにはなかなか楽しみなメンバーがそろいそう。セレクトセールで高値がついたダノンベルーガの半妹ボンドガール(牝、手塚、父ダイワメジャー母コーステッド)、ダービーに出走するノッキングポイントの半妹チェルヴィニア(牝、木村、父ハービンジャー母チェッキーノ)、師の期待も大きく攻めの気配も上々なクォーツァイト(牝、斎藤誠父ダイワメジャー母ハニージェイド)。キャットファイト(牝、上原博、父ディスクリートキャット母フラマブル)やガジュノリ(牝、尾形、父サトノダイヤモンド母ガジュマル)などもいい時計で動けており、このメンバーでどういうレースが行われるのか、非常に興味深い一戦になると思います。数年前の話ですが、グランアレグリアダノンファンタジーがこの新馬戦で対決してワンツーを決めており、今年も大注目の一戦です。

 そして芝の1400mにはバスターコール(牡、田村、父ルーラーシップ母デグラーティア)、デビッドテソーロ(牡、小手川、父スワーヴリチャード母バレットテソーロ)、アルーリングタイム(牝、中舘、父リアルインパクト母アルーリングライフ)あたりが好タイムを刻んでいる組になりますかね。マイルに比べると短距離志向が強い馬が多くなりがちですが、早期からポイントを積み重ねるならばこちらですよね。この中に重賞級がいる可能性も高いですから、早期デビューの情報を吟味して指名してください。

 デアレガーロの初子となるレガーロデルシエロ(牡、栗田、父ロードカナロア)は帰厩して追い切りも消化。6月18日、東京芝1600mの新馬戦でのデビューを予定している。ポタジェルージュバックの半弟シトラール(牡、萩原、父スワーヴリチャード母ジンジャーパンチ)は6月11日の東京芝1800mの新馬戦を予定しています。

(馬サブロー美浦支局・木村)

提供:デイリースポーツ

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