◇G3・
葵S(2023年5月27日 京都芝1200メートル)
安心してください、開いてますよ──。27日の3歳ス
プリント重賞、G3・
葵Sは
武豊が騎乗した
モズメイメイ(牝3=音無)が制した。
競馬場内もネットも騒然となったのが、
モズメイメイが決めた超
ロケットスタートだ。勢い十分に飛び出すと、すぐさま数馬身のリードを奪った。ツイッターなどでは「フライングみたいなスタート切ってる!」「一頭だけフライングしたんかってレベルでスタート上手すぎる」「フライングに見えるくらい凄いスタートやわ」などの声が上がったが、
パトロールビデオで確認すると全馬のゲートは同時に開いており、
モズメイメイがゲートを突き破ったわけでもなく、もちろん問題はなかった。
武豊が「スタート速い馬だけど、タイミングが合いすぎて速かったですね。逃げるつもりはなかったけど、出たんでいきました。後ろもきてましたけど、前半のアドバンテージが効いたかな」と振り返れば、音無師も「フライングだね(笑い)。
桜花賞も速かったけど、もっと速かったですね」と話した。
ちなみに、
JRAは「発走委員が『正しい発走でない』と認めたとき(発馬機の誤作動、フライング発走、外的要因による支障等)は発走のやり直しを行いますが、それ以外の場合は、発走のやり直しは行いません」としている。
スポニチ