28日、東京競馬場で行われた日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)は、好位でレースを運んだD.レーン騎手騎乗の4番人気タスティエーラ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が、中団で脚を溜めた1番人気ソールオリエンス(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)の追い上げを振り切り、クビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分25秒2(良)。

　さらにハナ差の3着に6番人気ハーツコンチェルト(牡3、美浦・武井亮厩舎)が入った。なお、2番人気スキルヴィング(牡3、美浦・木村哲也厩舎)は17着に、3番人気ファントムシーフ(牡3、栗東・西村真幸厩舎)は8着に終わった。また、ドゥラエレーデ（牡3、栗東・池添学厩舎)はゲート直後の落馬で競走中止。

　勝ったタスティエーラは、父サトノクラウン、母パルティトゥーラ、その父マンハッタンカフェという血統。弥生賞を勝って臨んだ皐月賞ではソールオリエンスの鬼脚に2着に敗れたが見事雪辱を果たして第90代ダービー馬の座に輝いた。

【勝ち馬プロフィール】
◆タスティエーラ(牡3)
騎手：Ｄ．レーン
厩舎：美浦・堀宣行
父：サトノクラウン
母：パルティトゥーラ
母父：マンハッタンカフェ
馬主：キャロットファーム
生産者：ノーザンファーム

【全着順】
1着　タスティエーラ　4人気
2着　ソールオリエンス　1人気
3着　ハーツコンチェルト　6人気
4着　ベラジオオペラ　9人気
5着　ノッキングポイント　15人気
6着　ホウオウビスケッツ　16人気
7着　シーズンリッチ　14人気
8着　ファントムシーフ　3人気
9着　シャザーン　5人気
10着　フリームファクシ　12人気
11着　サトノグランツ　7人気
12着　メタルスピード　13人気
13着　パクスオトマニカ　17人気
14着　トップナイフ　10人気
15着　グリューネグリーン　18人気
16着　ショウナンバシット　11人気
17着　スキルヴィング　2人気
中止　ドゥラエレーデ　8人気

【日本ダービー】イギリスの「ダービー」に相当する3歳馬の大レースとして、東京競馬倶楽部により1932年、「東京優駿大競走」の名で始まった。「皐月賞」、「菊花賞」とともに3歳クラシック3冠を構成。1780年に第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレーらにより、イギリスのエプソム競馬場で彼の名を称した3歳牡牝混合競走の「ダービー」が創設され、現在は3歳馬の頂点を決めるレースとして、揺るぎない地位を確立している。

＜日本ダービーダイジェスト＞

※スーパープレミアムコースでは全レースのフル映像のほか、各場毎のダイジェスト映像をご視聴いただけます