28日、香港のシャティン競馬場で行われたチャンピオンズ&チャターカップ(香G1・芝2400m)は、中団から脚を伸ばしたH.ボウマン騎手騎乗の
ロシアンエンペラー(
Russian Emperor、セ6、香・D.ホワイト厩舎)が、逃げ粘るZ.パートン騎手騎乗の
ロマンチックウォリアー(
Romantic Warrior、セ5、香・C.シャム厩舎)をクビ差とらえて優勝、連覇を達成した。勝ちタイムは2分26秒87(良)。
勝った
ロシアンエンペラーは
父Galileo、
母Atlantic Jewel、母の父
Fastnet Rockという血統のアイルランド産馬。近親に豪1000ギニー(豪G1)を制した
Commanding Jewelがいる。19年7月にアイルランドでデビューし、20年6月の英G3ハンプトンコートSで重賞初制覇。21年1月からは香港に本拠地を移し、22年の
香港ゴールドCでG1初制覇を飾った。その後も中長距離路線で活躍。これまでに重賞5勝を挙げている。
なお、同競走で2着に入ったG1・3勝馬
ロマンチックウォリアーは
天皇賞(秋)への遠征も視野。今回は後塵を拝する結果となったが、今後の動向が注目される。
※馬齢は現地表記に準ずる。