無敗2冠を懸けたソールオリエンスの夢は届かなかった。

　道中はイン6番手を追走。直線で視界が開けてからはジワジワと脚を伸ばし、先に抜け出したタスティエーラを猛追したが…。首差まで追い詰めたところが非情のゴール。4戦目で初の黒星。横山武は21年エフフォーリアに続く2着惜敗。鞍上は「1番人気に応えられず申し訳ないです。(ソールの)左回りの競馬に乗るのは初めてで、コーナーでバランス的に内に倒れるような感じがあった。そういう意味で古馬になってからの馬。思った以上にスローになり少し手綱を引っ張った分、切れがそがれた。勝ち馬に有利になってしまった。運がなかったです」と振り返った。

　前半5F60秒4。その後の中盤3Fが12秒4〜12秒8〜12秒4とペースが上がらず、1列前にいた勝ち馬に有利となった。手塚師は「スタートが決まれば中団と思っていた。向正面でペースが遅くなり、ヨーイドンになって…。脚は使っているけど、最後は馬が緩くて少しフラフラしていた。馬は頑張ってくれたし、ジョッキーの乗り方も問題なかった。この後はオーバーホールします」と反攻の時を見据えていた。

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