ソングライン(牝5、美浦・
林徹厩舎)が史上4頭目となる
安田記念(3歳上・GI・芝1600m)の連覇を目指す。昨年は
ヴィクトリアマイル5着から巻き返してのGI初制覇。一転、今年は
ヴィクトリアマイルを制し、勢いに乗っての参戦となる。
これまでに
安田記念を連覇した馬は52&53年のスウヰイスー、92&93年の
ヤマニンゼファー、08&09年の
ウオッカの3頭。
グレード制が導入された84年以降に限ると、14頭が連覇を目指して参戦。
ヤマニンゼファーと
ウオッカが連覇した一方、16年の
モーリス、21年の
グランアレグリアは1番人気に推されながら2着に終わっている。歴史的名馬でも簡単ではないのが
安田記念の連覇なのだ。
最後にトリビアを一つ。実は
ヤマニンゼファーと
ウオッカの2勝は、それぞれ違う騎手で挙げたものだった。その点、
ソングラインは昨年の
安田記念を
池添謙一騎手で制しているが、今年は
戸崎圭太騎手での参戦なので、“吉兆”と言えるかも。初タッグの前走でGI制覇を果たした心強い鞍上の力も借りて、史上4頭目の偉業を目指す。