中山記念で1番人気に推されながら9着に敗れた
ソーヴァリアント(牡5、美浦・
大竹正博厩舎)が、
鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)で巻き返しを期す。
ソーヴァリアントは父が
オルフェーヴル、母は08年
桜花賞3着の
ソーマジックという血統馬。半姉には21年の
愛知杯を制した
マジックキャッスル、半妹には今年の
フローラSで2着だった
ソーダズリングがいる。
ここまで順調だったわけではない。2歳10月のデビュー戦は3着。2戦目では1位入線しながら、禁止薬物検出で失格になるという不運もあった。それでも夏の札幌で1勝クラス、2勝クラスを連勝すると、年末のチャレンジCで重賞初制覇を果たした。その後、骨折で9カ月の休養を強いられたものの、復帰2戦目のチャレンジCで連覇を達成。2つ目の重賞タイトルを手にしている。
今年の始動戦となった
中山記念は先団直後から伸びを欠いて、まさかの9着。このレースの敗因がハッキリしないが、力を出し切っての負けでないことは明らかだ。今回は重賞2勝を挙げている阪神芝2000mへの舞台替わり。きっちり勝って賞金を加算し、先の大舞台に弾みをつけたい。