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安田記念・G1」(4日、東京)
初のマイル戦でもチャンスは十分だ。
大阪杯でG1初制覇を飾った
ジャックドールは5月31日、
武豊を背に栗東CWを単走。馬なりで6F83秒8-35秒9-11秒2を刻んだ。
武豊は「途中まで前1頭が先導する形だったけど、早めに前へ出て途中からは自分の感触でという感じでした。非常にいい動きでしたし、感触は明らかに今回の方がいいですね」と前走以上を強調。藤岡師も「仕上がりに関しては文句ないです。
大阪杯よりも、もう一段階上がっているのは確実。何の心配もない」と胸を張った。
デビュー15戦目で初となるマイル戦。鞍上が「千六の乗り方をしようと思っていますが、馬の
スタイルを崩してまでというのはない。その辺の
バランスを取って乗りたいです」と言えば、指揮官も「新しい挑戦だけど、勝算は十分あると思って向かう。この馬も必ず応えてくれると思っています」と力強いコメント。G1Vで軌道に乗った今なら、トップマイラーが相手でも臆することはない。
◆調教診断 栗東CWで併せ馬を予定していたが、前を進むパートナーがあまりに遅く、鞍上の判断で単走に切り替えられた。馬なりでラスト2Fを11秒6-11秒2と迫力満点。
大阪杯Vの前走時を上回る雰囲気だ。2週前には栗東坂路で自己ベストを1秒1も更新するなど、気持ちと体をマイル仕様に。前向きさに加え、筋肉にメリハリも出て、狙い通りの仕上げがかなった。
提供:デイリースポーツ