◆追うごとに良くなっているモアリジット(1日・竹村)

　モアリジット(牡2歳、栗東・西村、父ロードカナロア、母インフレキシビリティ)がこの日、栗東CWで3頭併せを行った。併走相手2頭の外につける内容だったが、鞍上の仕掛けに力強く反応して最先着。6F84秒3-11秒4をマークした。段階を踏みながら着実にピッチを上げて、追うごとに動きは良くなっている。母は芝＆ダートの重賞で活躍した実績馬。ロードカナロアとの組み合わせでどんな成長を遂げるか楽しみだ。

◆スピード型で新馬戦向きのミッシェルラブ21(1日・浜口)

　ミッシェルラブ21(牡2歳、栗東・矢作、父ダノンレジェンド)が、函館ダートでゲートから追い切って5F63秒8-13秒0を記録。抜群の加速力で、2F目から12秒2-12秒5のラップを刻むと勢いを落とさずにフィニッシュ。脚取りも非常に力強く、インパクト十分の走りだった。スピード型で新馬戦向きのタイプだろう。

◆柔軟性があるマルチライセンス(1日・石渡)

　マルチライセンス(牡2歳、美浦・高柳端、父ブリックスアンドモルタル、母トップライセンス)が美浦に入厩。本日、南の角馬場で軽めの運動。まだ全体的な緩さは残っているが、柔軟性がある走りは好印象。今後の動向に注目したい。

◆レイエルが栗東CWで見どころ十分の走り(1日・城谷)

　レイエル(牝2歳、栗東・小崎、父ルーラーシップ、母ダブルオベリスク)が、初めて栗東CWで追われたとは思えないほど軽やかな動きを示した。当馬より早く入厩し、調整のピッチが進んでいる2頭を内に従えてのスタート。直線で早々に最内の僚馬が脱落し、マッチレースの形になったが、最後まで手綱を抑えたまま半馬身ほど抜け出してフィニッシュした。時計は6F88秒2-40秒4-13秒2。特に目立つものではなかったが、併走馬との手応えの差は歴然。軽快なフットワークで、見どころ十分の走りだった。まだ馬体はもうひと絞り欲しい現状だが、デビューはそう遠くないはずだ。

◆ボイラーメーカー仕上がり上々(1日・紺谷)

　ボイラーメーカー(牡2歳、栗東・新谷、父サトノクラウン、母ルージュクール)が栗東坂路で躍動した。4F51秒6(一杯)の好時計で力強いフットワークを披露。中間のコース追いも入念で、仕上がりは上々だ。10日の阪神5R(芝1600m)を岩田望で予定しており、初戦から要注目。

◆叔母はアーモンドアイ！ キアロヴェローチェは17日東京デビュー(1日・矢野)

　アーモンドアイを叔母に持つキアロヴェローチェ(牡2歳、栗東・武幸、父モーリス、母ビュクシス)は、17日の東京5R(芝1400m)でのデビューを予定している。「前向きな馬でスピードタイプ」と師。

◆長谷川厩舎の期待馬ナムラエイハブは10日阪神で初陣(1日・森田)

　期待馬ナムラエイハブ(牡2歳、栗東・長谷川、父リアルスティール・母ナムラアン)は、10日阪神5Rの新馬戦(芝1600m)を予定する。今週の栗東坂路で4F51秒7-12秒4の好時計をマーク。「まだ本数は少ないけど、動きは水準以上。気がいいタイプでもあるし初戦から」と、師もデビューを心待ちにしていた。

◆躍動感あふれるエリカエスティーム(1日・石堂)

　エリカエスティーム(牝2歳、美浦・宮田、父モーリス、母メチャコルタ)が、美浦Wで3頭併せで追い切りを消化。6F82秒2-66秒2-50秒4-36秒5-11秒3をマーク。追走して内へ入り、軽く仕掛けられるとグンと加速。僚馬2頭に1馬身先着し、実に軽快な動きを見せた。躍動感にあふれており、デビューに向けて調整が進められている。

◆ピューロマジックはスピード非凡で初戦向き(1日・佐野)

　ピューロマジック(牝2歳、美浦・宮田、父アジアエクスプレス、母メジェルダ)がこの日、戸崎圭を背に南Wで併せ馬を消化。先行した馬の内に潜ると、直線は馬なりのまま加速。最後まで手応えに余裕を持ちながらも、1F11秒2の好タイム。いいスピードがあって、いかにも初戦向きのタイプだ。

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提供：デイリースポーツ