土曜阪神11Rの
鳴尾記念(3歳上・GIII・芝2000m)は展開利大の
フェーングロッテン(牡4、栗東・
宮本博厩舎)の押し切りだ。
メンバーを見渡すと、驚くほど逃げ馬がいない。昨年以降に限ると、逃げた経験があるのは
フェーングロッテンの1頭だけ。しかも先行馬まで少ない。ならば、
フェーングロッテンがスローで行けるはず。開幕週の馬場でこの利はとてつもなく大きい。
舞台設定もいい。阪神芝2000mは未勝利を楽勝したコース。持久力がある反面、速い脚を使えないので、コーナー4つのコースがピッタリなのだ。他の馬の切れ味が削がれるという意味で、直線の坂も歓迎。昨年のラジオNIKKEI杯以来となる2つ目のタイトルに手が届いていい。