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アーモンドアイ殿堂入り 昨年8票及ばず物議→今回は得票率96・6%で晴れて選定

デイリースポーツ
  • 2023年06月07日(水) 06時00分
 JRAは6日、国内外でG19勝を挙げる活躍を見せたアーモンドアイ(牝8歳)が、20年度のキタサンブラック以来、史上35頭目の顕彰馬に選定されたと発表した。昨年は8票及ばず逃していたが、今年は96・6%と圧倒的な得票率で殿堂入りを決めた。コントレイルはわずか1票届かず、来年以降に持ち越しとなった。

 アーモンドアイは昨年の選定記者投票の結果、144票にとどまり、規定となる投票者202人の4分の3以上(152票)をクリアできず落選。ファンの間で物議を醸したが、今年は投票者207票中200票(得票率96・6%)を集め、晴れて選出となった。

 現役時代に管理した国枝師は「競馬はブラッドスポーツ。その場限りではなく、記録を残すことは大事。殿堂に入れたことは何よりもうれしいですし、必要なことでもあると思います」と喜びを語った。「このような名馬を預からせていただいたオーナー、夢の実現に協力いただいた牧場関係者、一緒に応援していただいたファンの皆様には感謝しかありません。アーモンドアイに調教師として関われたことは、私にとっても厩舎スタッフにとっても素晴らしい財産であり、これからも精進していきたいと思います」と感謝した。

 引退後の同馬はこれまでに2頭を出産。シルクレーシングの米本代表は「順調にいけば、来年にはアーモンドアイの第1子が競馬場のターフにデビューすることと思います。今後はアーモンドアイの産駒にもご声援いただければ幸いです」と期待を膨らませた。

 ◆顕彰馬制度 中央競馬の発展に特に貢献のあった馬の功績をたたえ、後世に伝えるため84年にスタート。記者(記者クラブ歴10年以上、各専門紙代表者3人)による投票(記者1人あたり最大4頭)が行われ、投票者数の4分の3以上の票を得た馬が選出される。投票対象は中央競馬の競走馬登録を受けており、競走成績が特に優秀などの条件を満たし、なおかつ近20年(今年は02年4月1日〜22年3月31日)に登録が抹消された馬。

提供:デイリースポーツ

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