先週から新馬戦がスタートしているが、夏競馬開幕を迎えて注目度はますます増していくことだろう。
さて、今週開幕の函館競馬は名馬デビューの地として知られる。例えば、94年のクラシック三冠馬
ナリタブライアン、豪快なレース
スタイルで鳴らした
ゴールドシップなどがおり、例を挙げれば枚挙にいとまがない。
そこで本稿では、函館で初陣を迎えた主な名馬を紹介。あくまでも“デビュー”であり、新馬戦を勝利したか否かは問わないものとしている。
【
ナリタブライアン】
その
トレードマークから「
シャドーロールの怪物」との異名を持つ。93年に朝日杯3歳Sを制してGI初制覇を飾ると、翌年のクラシック三冠、
有馬記念などを制した。
【
ゴールドシップ】
13、14年に
宝塚記念を連覇。生涯でGI6勝と実力も折り紙付きだったが、最後方からのマクリという豪快なレース内容に加え、芦毛の愛らしいルックスで人気を集めた。
【
サッカーボーイ】
尾花栗毛の派手な馬体と、勝てば圧勝というキャラクターで人気を博す。87年の阪神3歳Sを8馬身差、88年の
マイルCSを4馬身差と、GIの舞台で圧巻の内容を披露した。
【
メジロパーマー】
大逃げというレース
スタイルでファンを魅了。話題性だけでなく、92年には
宝塚記念、
有馬記念を制して春秋
グランプリ制覇を飾るなど、実力もトップクラスだった。
【
ソダシ】
白毛初の芝重賞勝ちや、GI勝利、クラシック制覇など次々に偉業を達成。
フェブラリーSでも3着に入るなど、マイルの距離ならば、芝ダート問わず指折りの存在だ。
そのほかにも、
ロゴタイプ、
ローレルゲレイロ、
ウイニングチケット、
ホエールキャプチャなど、距離問わず様々な名馬がデビューしている。函館の新馬戦には未来のGIホースが隠れているかもしれない。
【函館デビューで、後にGIを勝利した馬】
ニシノデイジーソダシアンジュデジールロゴタイプローブティサージュホエールキャプチャゴールドシップエリンコートローレルゲレイロアドマイヤムーンローブデコルテブランディスヤマニンシュクルダンツフレームチアズグレイスウメノファイバーマイネルラヴメジロブライトマイネルマックスイシノサンデーナリタブライアンレガシーワールドウイニングチケットメジロパーマーメジロライアンライトカラーラッキーゲランサッカーボーイサクラチヨノオーマックスビューティメリーナイス※
JRAのみ。86年以降。