「凄く能力がある。ここ2戦の走りはこの馬の走りができていない」。愛馬のポテンシャルを買っているからこそ、鮫島駿は
トウシンマカオの近況に納得がいかない。芝コースでの最終追いに自らまたがって感触を確かめた。
ビップナージャ(3歳未勝利)を7馬身追走。直線に向くと軽く仕掛けただけで鋭く反応。ラスト1F11秒2をマークして5馬身ちぎった。「追い切りはいつも動く馬。洋芝の感触も悪くないですね」と手応えは十分だ。
さらに鮫島駿は「勝率は良かったと思うんですよ」と、舞台となる函館芝1200メートルとの好相性を自己アピール。昨年は【6・3・2・18】。
武豊と並ぶトップの勝利数で勝率も2割を超えた。昨年の函館SSでは13番人気の
タイセイアベニールで、直線最内を突いて強襲し3着。波乱を演出している。「結構、自信はある。あとは軽量の3歳牝馬との力関係」と展望。昨年の
函館2歳Sで、自身の手綱でVへと導いた
ブトンドールを最大のラ
イバルとして挙げた。
スポニチ