前走ドバイシーマCも含め、国内外のGIを3連勝中の
イクイノックス(美浦・
木村哲也厩舎)。次走は
宝塚記念(6月25日・阪神芝2200m)への出走を予定しており、今回は栗東に滞在しての調整を行っている。
今朝8日はレースに向けたCWでの2週前追い切り。朝一番の時間帯、僚馬
ブレッシングレインと一緒に馬場入りはしたものの、追い切りは単走。馬場入り時に少し戸惑っているのかなという仕草はあったものの、走り始めてしまえば、全く問題なし。むしろ、首と胴体がまっすぐになって推進する姿はキャンターを見ているだけでも惚れ惚れとするもの。
向正面に入って、6F標識を過ぎると15秒を切るか切らないかというラップを踏んでいく。その走りには力みなど見られず、非常にスムーズな動き。4コーナーから少しずつラップを速めていき、最後の直線でもしっかりとスピードを上げることができていた。
時計は6F84.2-5F69.3-4F54.4-3F39.4-2F25.2-1F12.2秒。数字としては平凡だが、主観的評価をさせてもらうなら、走るフォームが素晴らしい。もちろん、もう少し速い時計になってくれば、まだまだ良化したフットワークになるのだろうが、現時点でもすごく魅力のある走りする馬。このまま順調にレースへ向けて進んでもらいたい。
(取材・文:井内利彰)