9日、
大井競馬場の5R・2歳新馬戦(ダ1200m)で、1番人気の
ワセダノオトコ(牡2、大井・
福田真広厩舎)が7馬身差で1着。これにより、同馬の父
ロジャーバローズは産駒の初勝利となった。
ロジャーバローズは
父ディープインパクト、
母リトルブック、母の父
Librettistという血統。近親に12年の牝馬三冠など、GI7勝を挙げた名牝
ジェンティルドンナがいる。
18年8月に新潟競馬場でデビュー。初陣で白星を飾り、年明け1月の
福寿草特別で2勝目を挙げる。2度目の重賞挑戦となった同年5月の
京都新聞杯で2着と健闘し、
日本ダービーに出走。12番人気で単勝93.1倍の伏兵評価ながら、2番手からしぶとく粘りこみレコードタイムで世代の頂点に輝いた。
その後は
凱旋門賞に向けて調整を続けていたが、右前浅屈腱炎を発症して現役を引退。2年ごとに
アロースタッドと
イーストスタッドを行き来する国内シャトル種牡馬としてけい養中。21年、22年ともに60頭を超える産駒が誕生し、ディープの血を後世に伝えている。