「ユニコーンS・G3」(18日、東京)
大器が重賞でも破壊力抜群の末脚をさく裂させるか。
グレートサンドシーは
ヒヤシンスSこそスムーズさを欠いて4着に終わったが、前走の
昇竜Sでは4角12番手から豪快な大外一気で3馬身半差の完勝。ド派手な勝ちっぷりはもちろん、優秀な勝ち時計1分24秒0がその大物ぶりを裏付けている。
前走後はリフレッシュ放牧を挟んで順調に調整。2週前には栗東坂路で自己ベストとなる4F52秒6を馬なりでマークし、1週前には栗東CWでラスト2Fを11秒8-11秒0。抜群の加速力を披露した。福永助手は「以前よりも気持ちが入りやすくなっているあたりが、レースに行ってどう影響するかですね」と課題を挙げるが、タイトル奪取に向けて、肉体的に確かな成長を遂げているのは間違いない。
「メンバーが強くなる重賞でマイルに距離が延びても、前走のように道中は落ち着いたレース運びで力を発揮できるようなら」と同助手。手綱を握るのは今年の交流ダート重賞6勝、JRAダート重賞で〈1・2・1・0〉と抜群の安定感を誇る川田だ。心強い鞍上を背にした素質馬が、強豪ぞろいの3歳ダート戦線で存在感を見せつける。
提供:デイリースポーツ