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【マーメイドS】転厩初戦「マイマイ」ウインマイティーが連覇を目指す

スポーツ報知
  • 2023年06月13日(火) 06時00分
◆第28回マーメイドS・G3(6月18日、阪神・芝2000メートル)

 今年もウインだ。牝馬限定のハンデ重賞、第28回マーメイドS・G3は18日、阪神競馬場で行われる。昨年の同レースで重賞初制覇を飾ったウインマイティーは2月の京都記念(6着)以来となる転厩初戦だが、新たな所属先となった栗東・西園正厩舎での調整に抜かりはない。メンバー唯一の重賞ウィナーがトップハンデ56キロをはねのけて連覇を目指す。

 環境は変わっても、やるべきことはひとつだ。マーメイドS連覇を狙うウインマイティーは五十嵐厩舎の2月末での定年解散に伴い、西園正厩舎に移籍。今回は56キロのトップハンデ(昨年は54キロ)と環境の変化が課題になる。ただ、状態はかなり良さそうだ。7日の1週前追い切りでは栗東・CWコースで6ハロン79秒5―11秒2と鋭く伸びた。昨年V時も手綱を執った主戦の和田竜がまたがり、「動きはすごく良かった。転厩して調教パターンが変わったのがどうかだけど、調子はいいですよ」と出来に自信を示した。

 これまではポリトラックコースでの追い切りが主体だったが、転厩後はより負荷のかかるウッドチップでの追い切りを重ねている。調教役の山本助手は以前との比較はつかないとしながらも、「走る馬という乗り味だね。速いところに行くとすごくいい。息遣いもよく、いい競馬になるんじゃないかな」と期待を寄せた。帰厩してからここまで3本の長め追いを消化しており、すでに態勢は整っている。

 新しく担当となった塩満厩務員は「初対面だから手探りだけど、前の担当さんからは色々と聞いています。今までかわいがってくれていたのが分かります」と目を細めた。情報の共有のおかげで、厩舎での調整もスムーズだ。「牝馬にしてはカイバも食べています。調子はいいと思いますし、あとはこの馬を知るジョッキーにお任せします」と気負いはない。

 20年のオークスで3着、昨年の有馬記念でも牡馬を相手に6着と、実績は断然。競馬ファンの間でも「マイマイ」という愛称で人気だ。厩舎や担当者は替わっても、これまで受けてきた愛情や教えはきっと忘れていない。これまでの、そして今の関係者の思いを乗せて、「マイマイ」は異なる厩舎での連覇に挑む。(山下 優)

スポーツ報知

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