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【関東オークス注目馬】過去20年で17勝の中央馬 vs 二冠に挑む地方馬

  • 2023年06月14日(水) 10時00分
 6月14日(水)に川崎競馬場で行われる関東オークス(3歳牝・JpnII・ダ2100m)。南関東牝馬三冠の最終戦にあたり、ダートの世代女王決定戦。長い歴史を持ち、地方・中央双方の若き牝馬がしのぎを削ってきた。

 とはいえ、過去20年でJRA勢が17勝と圧倒的。地方馬は12年アスカリーブルを最後に勝てておらず、昨年まで4年連続で2冠馬が挑んだが何れも2、3着に終わった。今年こそ地方馬が凱歌をあげるか、中央馬の11連勝か。発走予定日時は14日(水)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。

フェブランシェ(牝3、美浦・黒岩陽一厩舎)

 姉に今年の中山牝馬Sを制したスルーセブンシーズや、19年の紫苑S覇者で20年のエンプレス杯で3着に好走したパッシングスルーがいる良血。昨年7月のデビュー戦は5着に終わり、半年間の休養に入る。初ダートとなった今年1月の未勝利戦は7馬身差の圧勝で、続く条件戦も大外を回ってしぶとく伸び、牡馬相手に着差以上の強さを発揮。連勝中の勢いに乗り初タイトル獲得なるか。

メイショウオーロラ(牝3、栗東・本田優厩舎)

 今年3月の未勝利戦で初陣を迎え既走馬相手に4馬身差で圧勝すると、続く4月の条件戦も4角先頭の強気の競馬で連勝。デビューから僅か2カ月足らずで重賞戦線に名乗りを挙げ、前走の兵庫CSでは、上位から離されはしたが牡馬相手に3着と健闘した。まだまだ経験が浅い馬が揃った中で、左回りや地方の馬場を経験している点は大きなプラス。牝馬同士なら重賞初制覇のチャンスだ。

メイドイットマム(牝3、船橋・石井勝男厩舎)

 昨年末の東京2歳優駿牝馬を制してNARグランプリ2歳最優秀牝馬に選出。今年初戦のクイーンCでは中央の速いペースに食らいつき、上がり2位の末脚を見せた。その後挑んだ桜花賞では他馬が止まって見えるほどの豪脚で差し切り、ダートで改めて高い能力を披露。前走の東京プリンセス賞では終始内に閉じ込められ伸びきれなかったが、スムーズな競馬なら巻き返せるだろう。

サーフズアップ(牝3、船橋・山下貴之厩舎)

 デビュー8戦全てで3着以内に好走している安定株。一方でなかなか勝ちきれない面があったが、今年初戦のユングフラウ賞を鋭く差し切り勝ち。さらに一冠目の桜花賞では、自ら早めに動いて2着。前走の東京プリンセス賞では、直線で進路を切り替える不利がありながら1.1/4馬身差で完勝した。今年に入りますます力を付けている印象で、JRA勢相手でも楽しみが大きい。

 そのほかにも、前走で華麗な逃げ切り勝ちを収めたパライバトルマリン(牝3、美浦・林徹厩舎)、ラニ産駒で距離延長は向きそうなクレメダンジュ(牝3、栗東・鈴木孝志厩舎)などが出走を予定している。

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