スマートフォンの不適切使用で5月13日から今月11日まで30日間の騎乗停止処分を受けていた
今村聖奈(19)が13日、地方の金沢競馬で実戦復帰した。
今週末の
中央競馬に先立ち、5月10日の笠松以来、34日ぶりにレースでの騎乗を再開。1Rは金沢の
ウインペルセで5着、3Rは金沢の
グラントで4着だった。
3R騎乗後に取材に応じ、騎乗停止について「本当にたくさんの方に迷惑をかけてしまいましたし、関係者の皆さまを始め、ファンの方々の信頼を失う行為をしてしまったことについて、大変お詫び申し上げたいと思います。この1カ月間は自分を見つめ直す時間でもありました。この1カ月の間でも自分の中で、もっとこうするべきだったのではないかとか、人として欠如している部分も見つかりました。この時間があったことで、より一層ジョッキーとしてどうしていくべきかとか、今後どうしていくことで失った信頼を取り戻せるかについて考えられたと思います。ひとりでは何もできない世界ですし、たくさんの方々の支えがあって今の自分がいることを忘れず、感謝の気持ちを持って行動していきたいです。一社会人としてもっと成長していけたらと思います」とコメント。
その上で「信頼を取り戻すためにもコツコツと頑張っていきたいと思いますし、いい結果を出すことが一番の恩返しだと思っているので、少しでもいいレースを見せられるように、1頭1頭の力を発揮できるように丁寧に乗って頑張りたいです」と意欲を口にした。
今村はこの日、7Rの
JRA交流・能登舳倉島賞(ダート1500メートル)で
メイショウケンセイ(牡3=笹田)のほか6、9、10、11、12Rで金沢所属馬にエキストラ騎乗する。
▼若手の騎乗停止 5月3日に
JRAは今村、
永島まなみ、
古川奈穂、
河原田菜々、
小林美駒、角田大河の若手騎手6人を、スマホの不適切使用で同13日から30日間(開催10日間)の騎乗停止としたことを発表。4月23日の福島で河原田、小林美、永島、古川奈の4人が騎手控室にスマホを持ち込みインターネットを閲覧した。同日の京都では、今村が騎手控室にスマホを持ち込みインターネットを閲覧し、調整ルームで他の騎手と通話。角田河も認定調整ルームで他の騎手と通話した。
スポニチ