短距離重賞の「第3回川崎スパーキングスプリント」(S3)が13日、川崎競馬場で行われた。1番人気の船橋所属キモンルビーが逃げ切り優勝、2つ目の重賞タイトルを手に入れた。同馬と2着プリモパイソンには「第13回習志野きらっとスプリント」(S1、7月25日、船橋)への優先出走権が与えられた。

　「最高のスタートでした」。鞍上・御神本と川島一師のそろった第一声が最大の勝因だった。そのまま外から徐々にポジションを内めにとってハナを奪う。後続の位置取りを尻目にマイペースに持ち込んだ。手応えは絶好。追い出しを我慢して直線に向いたところで一気にゴーサイン。右ステッキを2発。さらに差を広げた残り50メートル。再び右ステッキ2発でVゴールを締めくくった。

　短距離では圧倒的な力の違いを見せつける3馬身差。「休養明けだったが馬が凄く良く仕上がっていた。2着が多くもどかしいレースが続いていたが勝ててすっきりした。力を付けているのでもう少し一緒に頑張りたい」と御神本。先週「ダービージョッキー」の称号を手に入れた鞍上が手を緩めず重賞V。次走は出走権利を獲った地元S1になるが、船橋【11・4・0・0】のコース相性があれば“不動の本命”になりそうだ。

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