今週の東京メインはダート路線の3歳強豪が集うG3「第28回
ユニコーンS」。注目はドバイで世界の強豪たちと戦った
ペリエールだ。帰国後の調整は順調で、今回は2戦2勝の東京コース。中東で得た経験値を武器に、重賞初タイトルを目指す。
戦ってきた相手のレベルが違う。東西のダート猛者が集うここでも、
ペリエールには自信がたぎっている。
全日本2歳優駿(3着)、
ヒヤシンスS(1着)、そして前走のUAEダービー(4着)。日本、そして世界のトップクラスの馬たちと常にしのぎを削ってきたのだ。黒岩師は「帰国後の回復状況は良好です。気持ちと体が
フィットしてきた」と明るい。
前走のUAEダービーは、上位4頭を日本馬が独占する中での4着。上位3頭には離されてしまったが、世界の強豪たちには先着した。微妙に距離が長かった中での善戦。同師は「少し長い距離への対応でしたが、最後まで脚を使い続けてくれた」と評価する。勝ち馬
デルマソトガケは、3走前の
全日本2歳優駿で0秒2差だった相手。条件が替わればすぐに巻き返しそうなムードが漂う。
1週前追いはWコースでパワフルな走りを披露。渋ったウッドチップも関係なく、5F68秒2〜1F12秒0で力強く駆け抜けた。師は「先週(2週前)までは前のめりな走りをしていたけど、
バランスが取れて、前後の収縮性があるいい走りをしていた」と納得の表情。初の海外遠征の疲れもじっくりと回復しており、「ドバイではおそらく体が減っていたと思うが、体重は戻っている。いい状態をキープできています」と胸を張った。
指揮官が「舞台は申し分ない」とする東京では2戦2勝。特に今回と同じマイルの
ヒヤシンスSは、3着
エクロジャイト、4着
グレートサンドシーが次戦でオープンVとメンバーレベルも高かった。世界の砂も経験した
ペリエールが、この舞台で崩れるのは考えにくい。
スポニチ