◆第28回
ユニコーンS・G3(6月18日、東京競馬場・ダート1600メートル)
第28回
ユニコーンS・G3(18日、東京・ダート1600メートル)に出走する
ブライアンセンスは、ダートでの活躍が約束された血統だ。ダート1600〜1800メートルで全4勝を挙げた
母ヒラボクビジン。その3代母の
タイムチャーターは
キングジョージなど英G1を4勝した名牝からつながる牝系だ。
その底力が花開いたのが、母の3歳下の半弟
インカンテーション。3歳時の
レパードSで重賞初制覇。14年
みやこS、15年
平安S、17年
マーチS、
武蔵野Sと古馬になってからもコンスタントに重賞を勝った。特に
フェブラリーSでは15年に単勝5番人気で2着、18年も単勝6番人気で3着。叔父がG1で好走した舞台がプラスになるのは間違いない。
血統通り、今年3月にダートでデビュー。経験馬相手の初陣だったが、タイム差なし3着と好走して適性を示した。今回と同じ舞台の前走を2馬身半差で快勝。田中助手は「前走後は放牧でリフレッシュして、その後も順調です」と説明。1週前は美浦・Wコースで古馬3勝クラスに併入。13日も同コースで軽快な動きを披露し、体調の良さをうかがわせた。
母系だけではなく、父
ホッコータルマエも砂で一時代を築いた種牡馬。「使うごとに色々と覚えてくれて、レースレベルが上がっても対応してくれる。センスがいいですね」と田中助手が長所を挙げる素質馬が、重賞初挑戦Vを狙う。
スポーツ報知