6月25日に阪神競馬場で行われる
宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)。豪華メンバーが集う春の大一番に
ダノンザキッド(牡5、栗東・安田隆行厩舎)が
北村友一騎手とのコンビで出走を予定している。
ダノンザキッドは父
ジャスタウェイ、
母エピックラヴ、母の
父Dansiliという血統。半兄は重賞2着2回の
ミッキーブリランテで、半弟には昨年の
朝日杯FSで2着の
ダノンタッチダウンがいる。2018年のセレクトセールでは1億800万円(税込み)で取引された。
20年6月、阪神競馬場の2歳新馬戦でデビュー勝ち。続く東京スポーツ杯2歳Sを制し、さらに
ホープフルSも勝って無傷の3連勝でGIウイナーとなった。初の古馬混合GI参戦となった21年の
マイルCSでは1着の
グランアレグリアに0.2秒差の3着。
22年の
マイルCSでも8番人気の評価ながら2着に入る活躍。その後は初の海外遠征として
香港Cに挑戦し、香港の中距離王
ロマンチックウォリアーに次ぐ2着だった。今年は
大阪杯で1着の
ジャックドールとタイム差なしの3着。前走は2度目の海外で香港のクイーンエリザベス2世Cに参戦した。通算成績は16戦3勝。
2200mの距離は初挑戦となるが、阪神はこれまで4度の出走で〔1-1-2-0〕といずれも馬券圏内に好走。直近の
大阪杯でも11番人気と低評価ながら、粘りの走りで3着に入った。コースとの相性は良さを生かしてGI・2勝目をつかみ取りたい。