スマートフォンの不適切使用で5月13日から今月11日まで30日間の騎乗停止処分を受けていた永島まなみ(20)が14日、地方の名古屋競馬で実戦復帰した。

　今週末の中央競馬に先立ち、10RのJRA交流・ピーチ賞(ダート1500メートル)でビッグボーンリタ(牝3＝高橋康)に騎乗。「たくさんの方々にご迷惑をおかけしました。騎乗停止期間中は勉強する期間でもありましたし、技術を見直す部分もありました。外から見る競馬に改めて学ぶことも多かったです」と話していた20歳が、パートナーを1着に導いた。2着馬とはハナ差の大接戦だった。15日は園田8Rでカネトシディーバとコンビを組む。

　前日(13日)は、同じく騎乗停止処分が明けた今村聖奈(19)が金沢で復帰。8鞍に騎乗して3着が最高だった。

　▼若手の騎乗停止　5月3日にJRAは今村、永島、古川奈穂、河原田菜々、小林美駒、角田大河の若手騎手6人を、スマホの不適切使用で同13日から30日間(開催10日間)の騎乗停止としたことを発表。4月23日の福島で河原田、小林美、永島、古川奈の4人が騎手控室にスマホを持ち込みインターネットを閲覧した。同日の京都では、今村が騎手控室にスマホを持ち込みインターネットを閲覧し、調整ルームで他の騎手と通話。角田河も認定調整ルームで他の騎手と通話した。

スポニチ