「
マーメイドS・G3」(18日、阪神)
良血開花の時だ。全兄に
菊花賞馬
キセキを持つ
ビッグリボンは14日、西村淳を背に栗東CWへ。
ロールアップ(4歳2勝クラス)を追走する形から、直線は内へ。一杯に追われる僚馬と対照的に馬なりのまま並び掛けると、最後は首差先んじてフィニッシュした。
オープン入り後は最終追い切りで坂路追いを行ってきたが、今回はコース追いを選択。その理由を中内田師は「もう一回、栗東CWで追った方が良さそうだったので」と説明。「時計も動きも良かったですね」と納得の表情を浮かべた。
前走の福島牝馬Sは、G1・2着の実績があった勝ち馬とわずか鼻差の2着。重賞初挑戦だったことを思えば上々の内容だった。「オープン初戦の小倉は展開が向かず、力を発揮できませんでしたが、福島では馬のいいところを引き出してくれたと思います」。初タイトルに手の届くところまで来ている。
「ようやく成長が追いつき、力を出せるようになりました」と指揮官。兄の背を追い、勲章をつかみ取る。
提供:デイリースポーツ