「ユニコーンS・G3」(18日、東京)
UAEダービー4着以来となる
ペリエールが14日、好調をアピールした。美浦Wで併せ馬を行い、ラスト1F11秒5とシャープに伸びて併入。海外からの帰国初戦だが、重賞初制覇に向けて状態は申し分ない。
帰国初戦でも態勢は万全だ。
ペリエールは美浦Wで
セブンフォールド(5歳1勝クラス)と併せ馬。2馬身ほど先に行かせ、内で待機。3角で相手が多少掛かってペースを上げても、淡々と自分のリズムを保った。4角から手応え良く、滑らかに加速して6F82秒1-36秒9-11秒5で併入。腰周りの張りも十分で、ダイナ
ミックな動きを見せた。
黒岩師は「だいぶ良かったね」と満点評価の口ぶり。「手綱を抱えて、最後まで余裕十分で、動き切れていました。落ち着きがありながらも、心と体が
フィットしてきた感じ」と表情も明るい。
前走のUAEダービーでは上位4頭を日本馬が独占する中で一角を占めたものの、着順は4番目。前が突き抜けていて、勝った
デルマソトガケからは2秒1もの差があった。ただし、それも距離を含めた条件があってのこと。指揮官は「距離が少し長いという想定で控える競馬。結果、後手に回ることになってしまった。ただ、立ち回りは良かった」と悲観はしていない。
今回は同条件で行われた2走前の
ヒヤシンスSの勝利を含め、2戦2勝の府中での一戦。「東京のマイルは実績があるし、舞台設定としては楽しみですね」と師。ここできっちりと巻き返し、タイトル奪取といく。
提供:デイリースポーツ