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マーメイドS追い切り(14日・栗東トレセン)
本格化を告げる熱い夏にしてみせる。第28回
マーメイドS・G3(18日、阪神)で2度目の重賞挑戦となる
ビッグリボンは栗東・CWコースで西村淳を背に、
ロールアップ(4歳2勝クラス)を追走。折り合いはスムーズで、操縦性の向上が感じ取れた。6ハロン83秒7―11秒3で馬なりのまま併入した。中内田調教師は「先週しっかりやれていたので調整程度ですが、動きは良かったですね」と満足げ。8日のラスト1ハロン10秒9が示す通り、上昇カーブを描いている。
17年の
菊花賞を勝った
キセキの全妹。「3歳時は順調さを欠いていたので」(中内田師)と、3歳時は4戦、4歳の昨年も3戦のみで、能力を出し切れない日々が続いた。だが今回は「ここにきて成長が追いついてくれた。持っている力を出せる状態です」と断言。前走の
福島牝馬Sで鼻差2着。ハンデ55キロはやや見込まれたが、素質で圧倒し、兄の背中を追いかける。(山下 優)
スポーツ報知