「
米子S」(17日、阪神)
20年からサマーマイルシリーズとなった
米子Sに興味深いデータがある。20年
スマイルカナ、21年
ロータスランド、22年
ウインカーネリアンの勝ち馬のうち2頭が関東馬。ちなみに21年は関東馬が不在で、これまで出走している時は関東馬が勝っている。わずか3年分のデータではあるが…。
今年、関東馬で唯一の参戦となるのが
ウイングレイテスト(牡6歳、美浦・畠山)。
小倉大賞典8着、
ダービー卿CT5着と重賞でひと息だが、パートナーの
松岡正海騎手(38)=美浦・フリー=は「ここ2戦は運がなかっただけで、重賞を勝てる馬ですよ」ときっぱり。能力の高さを買っている。今回に向けては「坂路を使えない分、馬体に緩さがあるものの、追い切りの動きは良かった」と感触は悪くない。
最後に、松岡へ先述のデータを伝えた。「いい話を聞いた。それなら3頭目になれるように頑張ります」と笑顔を見せる。過去のデータ通りなら、関東馬が勝つシナリオが出来上がっている。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ