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【宝塚記念】ジェラルディーナの1週前追い切りに武豊騎手が「一時帰国」で初コンタクト ラスト2ハロンは出色の切れ味

スポーツ報知
  • 2023年06月16日(金) 06時15分
◆第64回宝塚記念・G1(6月25日、阪神・芝2200メートル)

 第64回宝塚記念(25日、阪神)でG1・2勝目を狙うジェラルディーナが15日、栗東・CWコースで1週前追い切りに臨んだ。初コンビを組む武豊騎手(54)=栗東・フリー=が滞在中の函館から戻って初コンタクト。地力の高さに手応えを深めた。

 1000キロ以上離れた北の大地から、はるばる駆けつけた。先週から函館に拠点を置いている武豊が、初コンビを組むジェラルディーナの1週前追い切りのために栗東へ。「一時帰国」とおどけ、周囲を笑わせた。

 初コンタクトはCWコースで単走。残り5ハロン地点からペースを上げ、ラストは大きく手綱を動かした。ジェラルディーナもそれに応え、最後2ハロンは11秒2、11秒4と出色の切れ味。名手は「さすがにいい動きでしたね。結構しっかりやりました」と目を細め、斉藤崇調教師も「見た感じ、動きはとても良かったです」とうなずいた。

 本格化する前は気難しさがあったため、鞍上は「もっとカリカリして引っかかっていくのかな」と気にかけていた。実際にまたがり、不安は解消。「思ったよりガンって引っかからなかった感じ」と好感触を抱いた。「実績もあるし、(昨年のエリザベス女王杯で)阪神2200メートルは勝っていますしね」と上々の評価だ。

 武豊宝塚記念を勝てば、ディープインパクトの06年以来17年ぶり。ジェラルディーナには、13年3着、14年9着に敗れた3冠牝馬の母ジェンティルドンナのリベンジもかかる。「今日の調教をレースに生かしたいですね」とレジェンド。栗東はあいにくの梅雨空だったが、表情は晴れやかそのものだった。(水納 愛美)

スポーツ報知

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