スマートフォンの不適切使用で5月13日から今月11日まで30日間の騎乗停止処分を受けていた若手騎手6人が17日、処分が明けて
JRAでの騎乗を再開したが、いずれも勝利に届かなかった。
ルーキーイヤーの昨年、
JRAの女性年間最多勝となる51勝を挙げた
今村聖奈は、阪神で5鞍に騎乗して8着が最高。同じく阪神での騎乗となった
永島まなみは5鞍で4着が最高、角田大河は6鞍で4着が最高、
河原田菜々は3鞍で3着が最高だった。
古川奈穂と
小林美駒は函館での騎乗。古川奈は3鞍で2度の2着と勝利まであと一歩に迫り、小林美は1鞍で9着だった。
復帰初戦の3R後に、今村は「騎乗依頼をしてくれた寺島先生、馬主さん、皆様には感謝しています。恩返しするためには勝つことが大事。一つ一つを丁寧に乗っていきたいです」とコメント。古川奈は「たくさんの方に迷惑を掛けたのに、復帰週にチャンスをいただいて感謝の気持ちでいっぱいです。失った信頼をしっかり結果を出すことで取り戻していきたいです」と話していた。
▼若手の騎乗停止 5月3日に
JRAは今村、
永島まなみ、
古川奈穂、
河原田菜々、
小林美駒、角田大河の若手騎手6人を、スマホの不適切使用で同13日から30日間(開催10日間)の騎乗停止としたことを発表。4月23日の福島で河原田、小林美、永島、古川奈の4人が騎手控室にスマホを持ち込みインターネットを閲覧した。同日の京都では、今村が騎手控室にスマホを持ち込みインターネットを閲覧し、調整ルームで他の騎手と通話。角田河も認定調整ルームで他の騎手と通話した。
スポニチ