競馬開催中にスマートフォンを不適切に使用したことにより、5月13日から6月11日まで30日間の騎乗停止処分を受け、今週戦列に復帰した
永島まなみ騎手=栗東・
高橋康之厩舎=が、6月18日の阪神8R・3歳上1勝クラス(芝2000メートル)で自厩舎の
カネフラに騎乗し、復帰後の
JRA初勝利を挙げた。勝ちタイムは2分0秒0(良)。
道中は中団をリズム良く、折り合っての追走。4コーナーまでタイミングをうかがい、直線を向くと先に抜け出した2着馬を捉えて先頭でゴールイン。2着の
ドナウパールに1馬身半の差をつけた。同騎手は今年19勝目。地方を含めると今月14日の名古屋(
ビッグボーンリタ)以来で、
JRAでは5月7日の新潟5R(
セイウンシリウス)から1か月半ぶりの勝利となった。
永島は「調教も乗せていただいて、すごく真面目な馬なんですが、少し気が入りやすくて(ハミを)かむ部分があるので折り合い重視で行きました。前が流れて折り合いは問題ありませんでした。2着馬を行かせてから追い出しました。使いつつ力をつけてくれていると思います」と振り返った。レース後はウイナーズサークルで
サインにも応じ「書き慣れてなくて、全然スムーズに書けませんでした。(自身が)休んでいる間も、先生(高橋康調教師)をはじめ、厩舎スタッフの方々も必死に取り組んでいましたので、結果で返さないとと思っていました」と感謝していた。
競馬開催中のスマートフォンの不適切使用を巡っては、角田大河騎手=栗東・
石橋守厩舎=、
今村聖奈騎手=栗東・
寺島良厩舎=、
河原田菜々騎手=栗東・
渡辺薫彦厩舎=、
古川奈穂騎手=栗東・
矢作芳人厩舎=、
小林美駒騎手=美浦・
鈴木伸尋厩舎=も同様の騎乗停止処分を受け、いずれも17日までに復帰した。
スポーツ報知