「
宝塚記念・G1」(25日、阪神)
上半期を締めくくる初夏の
グランプリ。中心を担うのはもちろん、ファン投票で歴代最多得票を獲得した
イクイノックスだ。昨年は
天皇賞・秋-
有馬記念を連勝して
年度代表馬に輝くと、初の海外遠征となった3月の
ドバイシーマクラシックは終始馬なりのまま大楽勝。世界に衝撃を与えた。初の関西圏での競馬となる今回は栗東滞在で調整しており、1週前にコンタクトを取ったルメールは「状態は良さそう。いいフットワーク」と好感触。G1V4へ向けて視界は良好だ。
ファン投票5位に支持されたのが、
天皇賞・春でG1初制覇を飾った
ジャスティンパレス。長丁場が得意で今回は距離短縮への対応が鍵となるが、杉山晴師は「最近はスタートも決めているし、前につけられる。気にしていない」と真っ向勝負に自信をのぞかせる。
ファン投票3位の
ジェラルディーナは
武豊と新コンビを結成。昨年の
エリザベス女王杯を制した舞台で、2つ目のG1タイトルを狙う。復調ムードが漂う古豪
ディープボンド、充実期に入ってきた
ブレークアップ、巻き返しを期す昨年の
菊花賞馬
アスクビクターモアなど伏兵陣も多彩だ。
提供:デイリースポーツ