6月20日、鹿児島県の日本軽種馬協会九州種馬場で実施された「九州1歳市場」にて、今年4月に九州産馬として初めてGI級競走を制した
イロゴトシ(牡6、栗東・
牧田和弥厩舎)を称える表彰式が行われた。
イロゴトシは父
ヴァンセンヌ、
母イロジカケ、母の
父クロフネという血統。19年7月にデビューし、芝中距離を主戦場としたが、今年から障害へ転向した。4月の
中山グランドジャンプでは6番人気という伏兵評価ながら、2着に大差をつけて勝利した。
この日の表彰式には
牧田和弥調教師と
中山グランドジャンプ時の鞍上である
黒岩悠騎手が出席。生産者の本田土寿氏を含めた3名が、九州馬主協会から表彰された。
牧田師は「
ひまわり賞で乗っていたジョッキー(
小崎綾也騎手)からスタミナがあるという進言があった。次は調整が間に合えば
小倉サマージャンプの予定」と話し、黒岩騎手は「これからも
トップレベルで活躍できるように頑張っていく」と抱負を述べた。
その後に行われた九州1歳市場は30頭が上場され、18頭が落札。売却率60%は昨年の48.1%より約12%の増加となった。落札総額も昨年より1600万円増の5790万円で、このセールとしては過去最高を記録。
最高価格での落札は
カシノティーダ2022(牡・父
アレスバローズ・販売申込者は本田土寿氏)となり、九州産馬で
北九州記念を制した
ヨカヨカのオーナーである岡浩二氏に650万円で購買された。
(金額はいずれも税抜き)