21日、
門別競馬場の5R・
JRA認定フレッシュチャレンジ(2歳新馬・ダ1200m)で、
岩橋勇二騎手騎乗の4番人気
スノークローバー(牡2、北海道・
田中淳司厩舎)が1着。これにより、同馬の父
サンダースノーは産駒の初勝利となった。
サンダースノーは父
Helmet、
母Eastern Joy、母の
父Dubai Destinationという血統の愛国産馬。現役時代はドバイ、イギリスに厩舎を構えるS.ビン・スルール師が管理した。
16年5月にイギリスでデビューし、同年10月に
サンクルーで行われた仏G1クリテリウムアンテルナシオナルで重賞初制覇を飾る。その後はダート未出走ながら米三冠競走に登録を行い、UAE2000ギニー、UAEダービーを連勝。
ケンタッキーダービーにも出走を果たしたが、競走中止という結果に終わる。
欧州に戻った後は再び芝路線で存在感を発揮し、17年の仏G1ジャンプラ賞を勝利するなど活躍。4歳春からはダート路線に本格転向し、18年・19年の
ドバイWCをレース史上初めて連覇した。19年の米G1
ホイットニーSを当日に出走取消。結果的に同年6月の米G1
メトロポリタンHがラストランとなった。通算成績は24戦8勝(うち重賞7勝、G1・4勝)。
引退後は日本のダーレー・
ジャパン・スタリオン・コンプレックスで種牡馬入り。3年間で436頭の繁殖牝馬と配合を行う人気ぶりで、産駒には芝ダート双方での活躍が期待されている。