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宝塚記念追い切り(6月21日、栗東トレセン)
アク
シデントの影響は感じない。自己ベストが好調の証しだ。
ドゥラエレーデは栗東・CWコースを単走で6ハロン78秒8―11秒5。迫力十分のフットワークで、14日にマークした自己ベストをさらに2秒2も更新した。
「思っていたより2、3秒速い」と2週続けて手綱を執った幸。「一歩の幅が大きい。先週で感覚をつかんだつもりでしたが、さらに完歩が伸びているのかな」と好タイムの要因を分析する。「時計が速くなったのは具合のいい証拠でしょう」と池添調教師もうなずいた。前走のダービーは発馬直後に落馬。競走中止になったが、さらなる上昇気配を感じている。
3歳馬の参戦は12年の
マウントシャスタ(5着)以来、11年ぶり。03年
ネオユニヴァース(4着)、07年
ウオッカ(8着)などダービー馬2頭を含む27頭が挑戦し、02年の
ローエングリンなど2度の3着が最高と古馬の壁にはね返されている。ただ、秋は
凱旋門賞(10月1日、パリロンシャン競馬場)にも登録しており、古馬との力関係を測るうえでも試金石の一戦だ。「斤量差は大きい。タフな流れにしたい」とトレーナー。現役最強の
イクイノックスなどを撃破し、胸を張って海を渡る。(戸田 和彦)
スポーツ報知