【G1ドキュメント・栗東=22日】菱田は
プラダリアとの初コンビ。デビュー12年目で初めて春の
グランプリに騎乗する。菱田は「今年は栗東に残って騎乗を続けているので、G1の騎乗機会を頂いて素直にうれしいです」と胸を躍らせる。
1週前のCWコースで初コンタクト。直線グンと加速して6F82秒4〜1F11秒4を刻み、僚馬と併入した。好気配を感じ取った調教ウオッチャーの新谷は、改めて鞍上の感触を確かめるため所属の岡田厩舎へ。菱田は「騎乗する前のイメージはもっさりしているのかなと思っていましたが、乗りやすくて反応が良かった。いい背中をしているし、抜群の動きでした」とうなずいた。
舞台となる阪神2200メートルは2走前の
京都記念で
ドウデュースから0秒6差の3着に好走。「器用さがあって、どんなレースでもできそうな印象。(先週)乗った感じから欠点が少ないタイプ。重賞でも勝ち負けしているし、コース替わりは良さそうです」と舞台を歓迎する。
例年、北海道シリーズを主戦場にしている菱田のここへ懸ける意気込みも力強い。「後輩がG1を勝っていますし、僕もG1を手にしたい」。昨年の
天皇賞・春は自厩舎の
テーオーロイヤルで3着。タイトルに手が届きそうなところまで来ている。「凄いメンバーがそろいましたが、出来の良さは負けていない。(他馬の回避で)出走できる運もあるので一発狙っていきますよ」と笑みを浮かべた。新谷は
プラダリアの激走に注意が必要と感じた。
スポニチ