6月24日の東京6R・2歳新馬(芝1400メートル=16頭立て)は、1番人気の
アスコリピチェーノが直線で鋭く差し切ってデビュー戦を白星で飾った。叔母に15年の
ローズSを制した
タッチングスピーチ、叔父に19年の
菊花賞2着の
サトノルークスなどがいる血統。勝ち時計は1分22秒8(良)。
まずまずのスタートを決めて、道中は無理なく11番手に構えた。直線で外に持ち出すと、鞍上のアクションに応えて反応良く加速。スピードに乗ると前をまとめてかわし、最後は2着の
レッドセニョールに2馬身半差をつけた。
ルメール騎手は「真面目だったね。いい瞬発力を使ってくれた。1600(メートル)も大丈夫。最後はいい脚だった」と能力を評価した。
黒岩調教師は「稽古でも積極的に進めてきて、ずっと落ち着きを保てていて、血統的に気負う面が出るかと思っていたが、気持ちの切り替えが上手で、普段通りに走ってこられたのはよかった。これだったらマイルでも十分にやれると思わせてくれました」と、笑顔で振り返った。
スポーツ報知