◆第64回
宝塚記念・G1(6月25日、阪神競馬場・芝2200メートル、良)
1984年の
グレード制導入後、レース史上最多タイとなる8頭のG1ホースがそろった春の
グランプリは17頭立てで行われ、
クリストフ・ルメール騎手の騎乗で圧倒的な単勝1番人気に推された
イクイノックス(牡4歳、美浦・
木村哲也厩舎、父
キタサンブラック)が勝利。昨年の
天皇賞・秋、
有馬記念、今年のドバイ・シーマクラシックに続くG1・4連勝を飾った。勝ち時計は2分11秒2。
2着には10番人気の
スルーセブンシーズ(
池添謙一騎手)、3着には2番人気の
ジャスティンパレス(
鮫島克駿騎手)が入った。
鮫島克駿騎手(
ジャスティンパレス=3着)「前半は
イクイノックスが前にいなかったし、(先行馬を)深追いしてもと思って。イクイが後ろにいることは把握しながら、相手に有利にならないように進めました。3コーナーで
ジェラルディーナが動いた時も、もう少し待ってから、イクイが来たら動こうと思っていました。直線は(イクイに)つつかれる形がいいなと思っていて、イメージに近い形で競馬ができました。相手の瞬発力で一気に交わされてしまいましたが、もう一度差を詰めていた。世界一の馬に真っ向勝負で挑みましたが…。勝たなくてはいけないレースでした。チャンスをいただけたことに感謝したいですし、次にまた乗せていただける時は頑張りたい。申し訳ないです」
スポーツ報知