4月からの東京開催が終了。中央競馬は今週から福島へ舞台を移す。

　みちのくの3歳ハンデ重賞「第72回ラジオNIKKEI賞」(7月2日)に大器レーベンスティールが登場。新馬戦で皐月賞馬ソールオリエンスと首差の接戦。春のクラシックには間に合わなかったが、未勝利を3馬身半差、1勝クラスを5馬身差でクリアし、重賞に駒を進めてきた。デビュー以来4戦全てで先行して上がり3Fメンバー最速と底を見せておらず、内容次第では秋の3歳牡馬戦線の勢力図を一気に塗り替えうるだけの潜在能力を秘める。

　ウヴァロヴァイトは前走スイートピーS優勝も、優先出走権を得たオークスを自重してここへ。入念な調整過程で状態は申し分なし。初年度産駒からダービー馬(タスティエーラ)を出したサトノクラウン産駒で、血の勢いもある。連対率10割マイネルモーント、白百合Sを勝った切れ者バルサムノートなどタレント豊富で、ハンデ次第では今年も波乱含みの一戦となりそうだ。

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