クラシック戦線で敗れた馬や間に合わなかった馬が、秋以降の飛躍を目指し集結するハンデ戦。13年から福島開幕週に行われており、それ以前と比べるとスピードやキレ味が要求されるようになっている。
1.先行馬優勢
昨年8番人気で2着の
ショウナンマグマ、一昨年11番人気で2着の
ワールドリバイバルと7番人気で3着の
ノースブリッジ、20年8番人気1着の
バビットと7番人気2着の
パンサラッサ、19年9番人気2着の
マイネルサーパス、18年9番人気3着の
キボウノダイチ、17年8番人気2着の
ウインガナドルと、近年は逃げ先行馬が毎年波乱の立役者となっている。
2.距離延長は勝ち切れない
過去10回で、今回距離延長となる馬は[0-2-4-37]と勝ち切れていない。3番人気以内6頭を含みながらこの成績であり、軸としては狙い辛い。
3.前走重賞組が中心
過去10回で、前走が1勝クラスだった馬は[2-4-4-48]で勝ち切るケースは少ない。条件戦を勝ち上がったばかりの馬よりは、重賞で敗れてきた馬やオープンを経験してきた馬の方が好走してくる傾向。
グラニットは前走の
皐月賞で12着に終わったが、ただでさえ差しが決まっていた馬場状態の中を厳しいペースで逃げた結果であり、見直す余地は十分。
サウジアラビアRCで2着、
スプリングSで4着があるように今回のメンバーなら実績上位で、巻き返しを期待。