“個性派”の血と名を受け継ぐ。3年連続
有馬記念3着など、ブロンズコレクターとして人気を博した
ナイスネイチャを近親に持つ
ライスネイチャ(牡、
父メイショウボーラー、栗東・松永昌)が21日に栗東トレセンに入厩。まずはゲート試験合格に向けて調整が進められている。
管理するのは松永昌師。騎手時代に
ナイスネイチャの主戦を務めた。「素直な性格だけど、ちょっとやんちゃ。
ナイスネイチャはおとなしくて、やんちゃなところはなかったけどね」と、在りし日のパートナーの記憶を呼び起こす。
ナイスネイチャは5月30日にこの世を去った。35歳の大往生だった。「やっぱり寂しかったね」と師。没後は北海道浦河町へ墓参りに訪れたという。「引退してからもあれだけ話題になってね」。ファンの心に刻み込まれた個性派の存在は指揮官にとっても大きい。
デビュー予定は夏の小倉。芝1200メートル戦を予定している。「もしかしたらダート馬かもしれない」。
ナイスネイチャも芝6Fの新馬戦で敗れた後、砂で初勝利を挙げている。偉大な“先代”の蹄跡をたどるか。
提供:デイリースポーツ