◆第72回
ラジオNIKKEI賞・G3(7月2日、福島・芝1800メートル)
マイネルモーントは、調教師と騎手がともに
ラジオNIKKEI賞を得意とする不気味な一頭だ。
管理する高木調教師は過去2頭のみの出走ながら、14年に5番人気の
ウインマーレライで勝ち、19年にも9番人気の
マイネルサーパスで2着。最近10年の福島・芝レースは【15・17・8・87】で、出走数を100戦以上とすると東西の厩舎を通じてトップの連対率25・2%を誇る。デビュー10年目の石川も、このレースに過去4回騎乗し、17年に2番人気
セダブリランテスでV。16年は9番人気の
ダイワドレッサーで2着に入っており、相性のいいレースと言える。
父
ゴールドシップの血も後押しする。福島の芝では近10年、産駒が190回走って25勝。出走100戦以上での勝率13・2%は、2位
サクラバクシンオーの11・6%を抑えてトップに立つ。近3年(出走30戦以上)の当地・芝1800メートルに限ると次位の
ドゥラメンテ産駒に
ダブルスコアの11勝を挙げており、連対率こそやや劣るが、勝率20・0%、複勝率34・5%で1位。信頼に足りる実績だ。(玉木 宏征)
スポーツ報知