サ
マースプリントシリーズ第2戦
CBC賞。芝1200mのハンデ戦として親しまれているレースで、今年は2019年以来4年ぶりに中京競馬場で開催される。
高松宮記念の舞台にもなっているこのコースは、
バックストレッチ中ほどの穏やかな上り坂の途中からスタート。ゴール前の急坂まで下り坂が続くため、前傾ラップになりやすい。逃げ、先行馬が有利な開幕週とはいえ、瞬発力を武器とする馬にもチャンスが出てきそうだ。過去10年、1番人気馬は【2-1-1-6】で3番人気以内は【6-5-6-13】。トップハンデ馬は【1-1-2-6】となっている。
◎
エイシンスポッターは鞍馬S優勝馬で、
オーシャンS3着馬。強烈な瞬発力を武器に芝1200m戦では【5-1-2-1】。前走の鞍馬Sは不良馬場の内回りコース。直線入口で上手に馬群をさばけたこともあるが、2、3着が前残りの中で驚くような末脚だった。中京芝1200mは【1-1-1-0】。知立Sでは
マッドクールに完敗も、当時は同斤量で16頭立て。外を回らざるを得ない状況で3着以下に3馬身差はある意味立派だった。前走がデビュー以来の最高馬体重だったように充実期に入った印象。知立Sからの逆転は可能とみた。
〇
マッドクールは
春雷S優勝馬で、今回と同じ舞台の
シルクロードSは1番人気3着。逃げなくても競馬ができる馬で、
シルクロードSではスタートしてすぐにハナに立ち、最後の直線では1度は完全に後続を突き放したもののゴール前で強襲された。しかし、先着を許した2頭はのちの
高松宮記念の1、2着馬で
マッドクール自身が重賞初挑戦だったことを考えれば十分に評価できる内容だった。また、
春雷Sで下した
キミワクイーンは函館ス
プリントSを制覇。ここは重賞初勝利の期待がかかる1戦だ。
▲
ヨシノイースターは鞍馬S1番人気4着。未勝利戦を勝ち上がったあとは1年近い休み明け初戦を除けば【3-4-0-2】と堅実。前走の鞍馬Sはスタートのタイミングが合わず、後方から。これまでも時折出遅れることはあったが、さすがにオープン級で、しかも不良馬場では持ち味を100%発揮することはできなかった。今回は少頭数で恵まれており、56kgのハンデは恵まれたと判断する。
△
トゥラヴェスーラは
高松宮記念3着で前走の京王杯ス
プリングCは12着。インコースで脚を溜めるのはいつものパターンだったが、最後まで前が空かずに不完全燃焼のレースだった。それでも勝ち馬と0.6秒差なら悲観するほどでもない。
△
スマートクラージュは中京競馬場で行われた
淀短距離S優勝馬で
京阪杯3着。前半のペース次第だが、楽に行ければその先行力は侮れない。